本が大好きな私がKindle Paperwhiteレビュー

　Kindle Paperwhiteを衝動買いしてしまった。購入前に気になっていたところを色々確かめたので、書き留めておきたい。

自炊したマンガはどんな感じなの？

　Kindle各種に言えることなんですが、MicroSDなどのスロットが無いため、自炊したファイルを入れるのはどうなんだろうと考えていました。

　購入して自炊ファイルを入れてみた感想ですが、マンガはE Ink画面には向いていない、と結論しました。容量以前の問題です。

　いや、読めますし綺麗ですよ。しかし、マンガにある表現方法として黒背景に白抜きの文字が書かれた演出があります。これがどうにも読みにくい。

　私は8.9インチのAndroidタブレットも別に持っているのですが、マンガ読む時はそっちでいいじゃん、と感じます。Kindleに無理やり入れて不満を募らせるのは不毛ですね。

　Kindle Paperwhiteは、マンガを読むための能力になんの不満もありません。でも、E Inkはマンガを読むために出来ていない。今のところは。

読書端末としてはどうなの？

　本来の役割としての読書端末機能ですが、ほぼ完璧ですね。良かったところと気になったところを列挙していきます。

良い点

文字が読みやすい

　E Inkさすがです。文字が読みやすい。液晶画面とは雲泥の差を感じます。紙の本を読んでいるのと変わらない感覚で読めます。

文字サイズを変えられる

　この機能は紙の本を上回る機能だと思っています。私は文字サイズ大きめで、だ～っと読むのが好きなのです。

本に書き込みやハイライトを入れられる

　私は紙の本に書き込んだり、ハイライトや赤線を引くのに抵抗を感じる人間です。でも、Kindleなら後から消せる状態で、メモを追記したり、ハイライト入れたり出来ます。

バックライトは便利

　私の場合暗い場所で読みたいケースがあります。寝室で隣にカミさんが寝ていたり、夜の車の中で待ち時間を潰したりする時にバックライトは便利です。

悪い点

片手でページ送りは難しい

　画面のタップやスライドでページをめくるのですが、やはり片手ではすこし難しいです。2014年11月に出るKindle Voyageは片手でページがめくりやすい機能が付いているようですが、お値段が……　ね。

バッテリーが言うほど持たない

　そりゃ、タブレットやスマホと比べれば猛烈に持ちます。しかし、公式サイトには数週間と書いてある。（よく見ると1日30分使用って書いてあるのだが）私の場合wifi入れっぱなしで、1日2時間程度使用で10日間ってところでしょうか。

絵図が多い雑誌やマンガは向いていない

　詳しくは先に書きましたが、E Inkはテキストビューワーだと思います。これはこれで特化していて良い点でもあります。私も大好きなキングジムPOMERAなんかが好きな人はE Ink気に入ると思うな。

色々端末は出ているけどなんでKindleにした？

　電子書籍最大の欠点は販売継続の可能性なんですよね。電子書籍販売をはじめたものの、すでにたたんでしまった業者もあります。

　電子書籍販売を長く続けてくれそうで、現時点で電子書籍の品揃えが豊富なところと考えると、Amazon Kindleが無難な選択と判断しました。

Kindleは3種類あるけど、どれを買う？

　文字サイズを大きくする、かつ暗いところで読むことは無い人は無印Kindleで十分だと思います。

　文字サイズ小さめので、金額は安いほうが良い人はKindle Paperwhiteが良さそうです。

　片手ページ送りにこだわる人、最新機種が大好きな人、人柱希望の人は新型のKindle Voyage行きますか。

　無印Kindleが約7,000円、Kindle Paperwhiteが約10,000円、Kindle Voyageが約20,000円です。

　広告付きと3G付きのモデルがありますが、迷わず広告付き3Gなしモデルをオススメします。広告はKindleの電源を切った時と、本棚初期画面の下1/4程度に表示されます。読書中には一切出ませんので安心して下さい。

　3Gはまったく不要ですね。バッテリーを食うだけです。外出先でKindle本を購入するシチュエーションが無さそうですし、必要ならwifiでデザリングすれば良いと思います。

　値段と機能のバランスがとれているのはKindle Paperwhiteのような気がしますね。キャンペーン価格で無印が安く買えればオトクそうです。

　以上、無印Kindleをキャンペーン価格の3,980円で変えなかった男がKindle Paperwhiteを勢いでポチったレビューをお届けしました。（泣）